ネットでの実名のメリット

J-CASTニュース : 弁護士の小倉秀夫氏に聞く ネットでの誹謗中傷問題(中)
実名を使うのが基本 それがネットをよくしていく

ネット上での害悪を身近で知っているからこその実名制を唱えるんだろう。「実名?はぁ、そんなネットつまんないよ」って言う人は俺も含めてネットでの被害にあっていない人だと思う。実名にしたときのメリットっていうのは勿論有るんだろうなっていうのも分かる。

だけど、どうしても受け入れられない。

いくら表には実名が出ないようなシステムだろうが、IDと実名が簡単に結びつくようなネットは詰まらなくなると思う。それに違法な書き込みは減るだろうけど無くならないだろう。むしろ手の込んだ匿名IDみたいなものをゲットして、よけいに特定しにくくなりそう。

匿名中心では、現実社会の地位をアップさせる手段としてネットを利用しにくくなります。実名なら損をする、匿名で発言しないと危ないようなら、そうしたインセンティブがなくなるからです。

実名なら損をする、というのは嘘だ。もちろん実名を嫌がる人が多いのは事実。だけど実名じゃないと地位をアップしずらいなんで事はないし、実名でブログを書いたからと言って被害を受ける人も少ないと思う。それに実名じゃなくてもハンドルネーム、ペンネームさえあればネット世界では充分地位を向上できる。芸能人だって芸名を使う、俺もハンドルネームを使う。だけどハンドルネーム=匿名ではないだろう。ノトフと言う名前はもうすでにアイデンティティを持つ存在として多数の人に認識されている。

2chの情報だって匿名だからこそ書き込まれる有益な情報も沢山ある。そういったプラスの面が消えてしまうのはどうしたって惜しい。

ネットは変に法で規制せずにユーザーにまかせれば良いと思うんだけど。それじゃあダメなのかな。どうかネットがずっと楽しい空間でありますように。