「true tears」から思い出す創造力の源泉

true tearsが素晴らしい。創作したいと思わされる。アニメ版「時をかける少女」を見終えたときと全く同じ感情だ。


前に進みたい、飛びたい、だけど出来ない、走れない、飛び方が分からない。じゃあ今、ここにある、自分の中で蠢く気持ち、エネルギーは何処へぶつければいいの。どうしようもない。どうしたらいいの。一人じゃダメなんだ。気持ちは、エネルギーは人から人へぶつけなきゃだめなんだ。だけど、誰にぶつければいい。誰でもいい、誰かに受け取って欲しい。でもこの気持ちを受け取ってくれる人は、どこにいるの。分からない。だから自分に返ってくるだけ。自分から放出された何かが、誰にも会うことなく、自分の元へ帰ってきて、抜け出せない。だけど、抜け出したい。空へ、上へ。


すっごい書きなぐりですが、そんな気持ちを思い出させるアニメなんです。きっといつの時代も若者が感じる気持ち。「もっと自分は高く飛べるのに、もっと走れるのに。時代遅れの法廷速度を守るように、ゆっくりとしか走れない道路を進むしかない。」そんなもどかしさ。


とはいえ、この作品は「恋」がメインに話が進んでいくのです。それでも、こんな気持ちになるのは眞一郎の絵本の描写が原因かな。時間にしてみればとても短いのだけど、あの絵本の描写は凄く光ってる。あの時間にtrue tearsの魅力の本質が詰まっている気もする。もしくは、「夢」も「恋」も似た様なものなのだな、とも思う。明確な目標があって、それをロジカルに、だけど情熱的に行動出来ることって、この二つの共通部分だと思うから。


とまぁ。こんなこっぱずかしい事を書きたくなるほど「true tears」にヤラレてます。絶対お勧めだよ!!


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