ネットは私に沢山の可能性をくれたから − 私は青少年ネット規制法案に反対します。

共同声明:私たちは青少年ネット規制法案に反対します
http://miau.jp/1208861775.phtml


MIAUから反対声明がなされたので、是非みなさな目を通していただきたい。

声明文からの引用

青少年を本当に保護するためには、インターネットを大幅に規制することではなく、早期の教育で青少年に正しい知識を教え、適切なインターネットの歩き方を体得させることが、より優れた手段ではないでしょうか。何よりも、「有害」な情報に全くアクセスできない状態で成人した青少年は、どこで情報の取捨選択や主体的な判断といった情報への対応、すなわち「情報リテラシー」を学ぶのでしょうか。受動的な教育を受けさせるだけでは、興味本位で「有害情報」のサイトを作成する青少年や、成人してから多くの犯罪に巻き込まれる、「情報弱者」の 18 歳が生まれるだけではないかと危惧しています。

私は1997年(当時中2)からインターネットを使い始めた。当時としてはまだまだ珍しい中学生だったと思う。そのころのインターネットといえばアングラ全盛期で私も毎日のようにアングラなサイトをうようよしてた。その中にはエロを始めとする、最近の基準で言えばいわゆる「有害サイト」も沢山有った。だけどそれを見たからといって私は性犯罪に走るでもなく、自殺をするでもなく、ごくごく普通に育ったと思う。

しかし早い時期からネットコミュニティーになれていたおかげか、同年代の人間にくらべPC、ネットの知識に長けていると思う。おかげで今ではブログも書くし、ラジオの配信も行っているし、そんな活動が更に人の輪を広げてくれる。ネットは私の可能性を広げてくれたのだ。

更に言うと「情報」というものの捕らえ方、扱い方についての心構えみたいなものもその頃に培われたんだと思う。ネットに載せていい情報、ダメな情報、信じるべき情報、話半分で見る情報、そんな選り分けを自然と行えるのは早い時期から沢山の情報に触れていたからだろう。もし18歳まで、綺麗な情報しかしらないまま育ってしまったら、ネット情報の何を信じていいのかという能力、簡単に言えばネットの空気を読む能力は培われないのではないだろうか?そんな人間達ばかりになってしまった日本は、これからの世界で生きていくことができるのだろうか?

有害情報については、きちんとした環境、教育がなされていればそんなに影響もないだろう。そもそも影響があるレベルのヤバイサイトというのは、人目に付かない場所にあるので、見たいという意思を持たなければ見ることはないだろう。たとえば自殺サイトを見て自殺する人がいたとしても、自殺をしなければならない、その環境がよろしくないわけで、単純にネット情報が理由じゃないと思う。


長くなってしまったが、上記の理由から私は青少年ネット規制には反対します。そして反対する共に、ネットという世界をもっとすみやすくするために出来ることを考えていこうと思います。もっともっとネットをよりよい場所にすることで、もっともっとネットとう新しい世界でのびのびと成長できる、そんな時代がくることを願ってます。