俺のスーパーヒーロー 桃井はるこ
他人に俺が桃井さんが好きっていう事を話すと、どうしてもアイドル的な感じで好きなんだと思われる。そういう好きじゃないいだと言いたいけど、熱く語れば語るほどただのアイドルのおっかけみたいになってしまうから難しい。
一言で言うと桃井さんはヒーローなんです。俺の中ではオールマンやジミヘンや、ジャニスと並ぶスーパーヒーローです。
オールマンが死んだ1971年時点で俺の音楽は終わった。終わったはずだった。もう一生それ以後の音楽には触れることはないだろうと思っていた。それをアッサリと覆してくれたのが桃井さんでした。初めて「くじびきアンバランス」を聞いた時のことは今でも忘れられません。それまでブルース一筋だったのに、急にJPOPですよ。こうなるなんてまったく想像できませんでしたね。
それからは桃井さんにどっぷりです。新曲が出るたびに聞いて、どんどん進化する桃井さんを見るのが楽しくて、ますます好きになっての繰り返し。桃井さんの音楽を聴くたびにジャンルとか関係ないなぁと思わされもします。
思えば存命しているアーティストをここまで好きになったことは初めてかもしれません。これまではいつも、もうこの世にはいないヒーロー達の音楽を、その時代を想像しながら、もし生きていればと惜しみながら聞いていたものです。
だけど桃井さんには未来があります。それが凄く嬉しい。生きていることは勿論、桃井さんの既成概念に囚われずに前へ前へ進もうとする姿勢と実際にそれを実践しているのを追っかけるのがたまらなく嬉しいです。もし彼女がunder17を続けていたらここまで好きなっていたかは分かりません。停滞することを嫌い、常に進化する桃井さんだからこそこんなにも好きになれたのだと思います。
桃井さんをヒーローだという理由はその”生き方”が大きいんですが、たまには音楽的な面から語ってみました。いや、新しいアルバム聞いてたらやっぱりモモーイはスゲェなと思いましてね。
そんなわけで、今俺が聞いている桃井はるこさんのアルバム「Sunday early morning」お勧めですよーー。