砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  桜庭 一樹(著) むー(イラスト)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

面白かったと気軽にいえない程、痛い、辛い話でした。

こちらは今更なのですが、積んであったのを消化。このライトノベルがすごい!2006での第3位ですね。シリーズではないですが売れたみたいです。

内容はと言うと。表紙からは想像も付かないような話でした。とにかく痛い。痛すぎる。夢や希望なんてものが一切無い悲しい話でした。「どうせ、良くある鬱作品だろ」ぐらいにしか思ってなかったんですが。これ以上の暗い話は無いってくらい暗い話です。作品のイメージとしては"梅雨"。とにかくずっと曇って雨が降ってるイメージ。ジメジメしてる。

少しでも書くとネタバレになりますが。これは是非読んでみて欲しい。作品としてはかなりいい物ですし。こんなライトノベルもあるのかと知って欲しい。とにかく衝撃的な作品です。ボクはこの弾丸に撃ち抜かれました。お勧めの一冊です。