刀語 第一話 絶刀・鉋 西尾維新

刀語 第一話 絶刀・鉋

西尾維新にしてはアクが弱い部類です。が面白い。

西尾維新の時代活劇なんて想像つかなかったけど、結局いつもどおりの西尾維新ですね、いい意味で。時代物とは言っても西尾維新が創造した江戸時代?って言っていいのかな。そのくらいの年代の話し。西尾維新の全ての作品において思うのだけど物語の中の世界が完璧なのが流石。空想ではあるけど、それぞれ一つの世界観が構築されていて、それを活かしてキャラやストーリーが進行して行くのが凄いなーと思います。

西尾維新の小説にして見るとかなりあくの少ない作品だと思う。あらためてこういった普通の文章?を書かれると、文章力あるんだと思わされます。化物語なんて特殊すぎて文章力がどうとか分からないですからね。つまりはセリフ以外の文章が多めの作品です。それでもセリフの個性的なところは変わりなく変ですw

キャラもやっぱり一癖も二癖もあるやつ等だし。それになんといっても萌えます。ヒロインがストレートすぎてぶっ飛びました。化物語であんなに最強なツンを書いていてこんどこれか!って感じ。強気キャラってところは同じかな。西尾維新は萌えの天才だ。

ただ値段の割りに本も薄いし、中身も薄いのはどうかと。まぁこれで毎月楽しみです!