「涼宮ハルヒの憂鬱」と「うたわれるもの」に見るアニメの形

今回の「涼宮ハルヒの憂鬱」第6話で、このアニメは原作既読者に対するファンサービス的な作品にするのかなと思った。事実、既読者の9割はこの展開に楽しめているでしょう。それと未読者に対しては宣伝、ハルヒってこんな感じの話だよっていう事を伝えるためじゃないのか。第1話からみても話は飛ぶし伏線だらけだしで、まるで長い映画のCMのようです。今回の話にかんしても、解決編をやらないのは既読者にはこれ以上は必要ないと言うことと、ネタバレを極力無くそうと言う試みなのではないだろうか。それに関しても、実際にハルヒシリーズは未読組に大いに売れまくっているので、大成功と言えるだろう。
そういった事を考えるとアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」は”原作に忠実”であるが為に非常に「原作」とは切っても切れないものであり、上手いことリンクしている作品である。たいして同じく今期から始った「うたわれるもの」は”原作に忠実”であるが為にアニメ単体で完成されようとする作品であり、「原作」がらの独立が見れる。。しかしこの作品もまた、アニメのクオリティが高いことで、原作プレイ組の高い満足度と、また原作未プレイ組の非常に高い宣伝効果となるだろう。
結局なにが言いたいのかと言うと「涼宮ハルヒの憂鬱」と「うたわれるもの」は最高に楽しいということ。それと今後のアニメ作品はぜひともこの2作品を見習って欲しいと願うばかりである。