刀語 第二話 斬刀・鈍 西尾 維新(著) 竹(イラスト)

刀語  第二話  斬刀・鈍

難しい話は一切無し。読めば分かる。表も裏も無い、騙しもない、ただただ楽しい小説です。

西尾維新ジャンキーのオレが高評価をしないわけが無いのですが、一応感想を書くとしましょう。
話しは前回からの続き。刀の2本目を回収しに行き、刀の持ち主と対決して刀を奪うという話でした。こうやって書くとホントに何でもない話だな(笑)西尾維新の他の作品を見ると、語っても語っても語りつくせないような作品が多いですが逆にこの刀語は内容は軽めです。冒頭にも書きましたとおり難しい話が一切無いです。強い主人公と弱いヒロインが冒険しながら伝説の刀を集めるという単純明快なストーリーです。ただし今のところは!といっておきます。この作者は先が全く読めませんので。

セリフがいちいちカッコよかったり、可愛かったりするところは相変わらずです。それと主役の二人の漫才も化物語っぽくて楽しいです。最初の決め台詞を考えるやり取りの落ちに笑った。あんな長々と会話をしたのはこの落ちの為だったのね(笑)。でもそれを笑いだけでなくちゃんと最後はカッコよく決めゼリフを使うところとか流石です。どこまで計算しながら小説書いているんだろう?

でも西尾維新の小説でこれを最初に読んでしまうと戯言とか読みにくいかな?西尾維新が始めての人はやっぱり先に戯言シリーズをお勧めしますよ!