好きな音楽ーオールマンブラザーズバンド

今日ガンドフと音楽について話した。俺とガンドフの趣味は全然違う。だからといって話が合わないわけじゃないから不思議だ。
 俺はアニソン・・は置いといて、好きな音楽といったら間違いなくオールマンブラザーズバンドとノータイムで答えるだろう。デュアン・オールマンのギターの音を聞いてるだけでトリップできそうなほど大好きだ。超ハイポジションでのスライド、うなるような音、スライドじゃないデュアンのプレイも好きだ。リズムがとても自由で面白い、そしてなによりパワーが凄まじい。
 オールマンと出合ったのは、もう4年以上前になる。初めてCDを借りてきて聞いたときの事は今でも忘れられない。バンド全体の音の厚み、パワーにとにかく圧倒されたのを良く覚えている。そのときからオールマンを聞き始め、その流れで色んなアーティストも聞いてみた。だがやはりオールマンなのだ。他のバンドはある程度聞いたら飽きるとまでは言わないが聞く回数は減ってくる。だけどオールマンだけは飽きなかった。聞くたびに新しい発見、新しい感動を与えてくれる。CDはほんの数枚しか出していないのにも関わらず、飽きがが来ない。
 とても残念なことに、バンドがこれからというときにデュアンはバイク事故により他界してしまう。若干24歳。あのジミヘンでさえ、絶頂期を死の直前とするなら26,27歳だろう。それがデュアンは24歳だったのだ。もし生きていれば、と思っても思ってもそれは無理な願いなのが悲しくてならない。米雑誌『RollingStone』が行なった“史上最も偉大なギタリスト100人”という企画では、堂々とジミヘンに次ぐ第2位である。下にはBBキング、エリッククラプトン、ロバートジョンソン、チャックペリーなどそうそうたる顔ぶれである。 これらのギタリストと比べるとデュアンの(日本での)知名度は高くないのがとても不思議だ。
 デュアンの亡き後もバンドは続いていくのだが、色ががわりと変わってしまいあまり聞いてない。デュアン一人で持っていたバンド、というわけではない。全員が超一流のプレイヤーだ。しかし全員揃ってこそのオールマンブラザーズバンドだったのだと思う。
 類まれなる才能と、バンドメンバーに恵まれながら、死んでしまった悲運なギタリストに今一度栄光のスポットを浴びさせてあげたい。

The Fillmore Concerts