本を買うという行為

昨日本を読みながら思ったこと。本を買うというのは二つの価値が含まれている。一つは恐らく一番重要なもの「文章」だろう。作家が書いた文章。それを読む権利を手に入れるために本を買う。そしてもう一つは「紙とインク」。つまり印刷というサービスを買っている。

しかしこの本を買うという行為の意味は現在では変わって来ているように思う。ブログ本なんてものが良い例だ。WEBで無料で読めるものをお金を出して買う。その商品は「作家の作品が読むことができる」という価値は無く、「紙とインクという読みやすく目に優しい媒体で読むことが出来る」という価値が大幅に締めるだろう。

そういった事を考えているとそう遠くない未来では本はとても贅沢なモノになっているのかもしれない。「文章」そのものは誰だっていつだってネットで読むことが出来る。だけどどうしても紙で読みたい人だけが、印刷所に書籍化サービスを頼む。そんな時代が来るんじゃないかな、と想像してみた。そうなると今の出版社はどうなるんだろう。