緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」

MIAUが開催する「ダウンロード違法化の是非を問う」に参加してきます。

ダウンロード違法化というものが今年になってネットユーザーの間では話題になりました。14歳のときから10年間、ネットを使ってきた私にとってこの問題は非常に危機感を感じるものです。だけど今日までその危機感をネットを通して誰かに伝えるということは行ってきませんでしたし、この問題を解決するための運動も全く行ってません。ダメだダメだと思いながらも何がどうダメなのかを説明するのは難しいです。それに私は毎週いくつかのアニメはニコニコ動画で視聴しています。これはグレーな行為だと分かっていながらです。そんな後ろめたさもあってダウンロード違法化についてはブログやラジオでは触れてきませんでした。


そんな中、12月18日の私的録音録画小委員会の第15回会合においては、数多くのパブリックコメント等での反対意見を無視するような形で「ダウンロード違法化は不可避」と議論はまとまりました。



私は理路整然とダウンロード違法化の是非について話せるほどの知識人ではありません。ましてやニコニコでアニメを見てるような、まさにダウンロード違法化によって処罰されるような人間です。ですかこの法律がインターネットの存在、そのものを否定するかのような法律だということだけは分かります。確かに著作権物の違法コピーは今よりも少なくなるかもしれません。しかしその代償は無限に広がるインターネットの可能性を狭めることに他ならないはずです。

この問題は誰もが理由をつけて語れるほど簡単な問題じゃないかもしれません。それでも、何も分からなくても、誰にだって感じたことくらいは伝えられます。ダメだと感じたならダメだと言えばいい。不安感があるならば不安だといえば良い。私もまずはそこから始めていようと思います。これを読んだみなさんも感情論でもなんでもいい。まずは気持ちを表すことから始めてみませんか。


人とインターネットの進化を信じて私はインターネット違法化に反対します。



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